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最高の最期を。≪終活≫のすすめ

Q, 親が高齢になり、老後に不安を感じます。本人は『まだ大丈夫』と知らん顔。このままでいいのでしょうか。

A,早い時期からの『終活』をおすすめします。

昨今話題になっている『終活』。終活とは『人生の終わりのための活動』の略称です。自らの死を意識して、人生の最期を迎えるための準備や人生の総括を意味します。

現在の日本では少子高齢化が深刻な問題とされています。日本の総人口は2010年をピークに減少傾向にあります。これは晩婚化に伴い出生率の低下が続き、また平均寿命の延びに伴い、高齢者(65歳以上)の人口が増え続けているためです。

少子高齢化が進むとともに、生前のうちに自身の葬儀や墓などの準備、残された遺族に迷惑がかからぬよう、生前整理、自身の財産の相談を円滑に進めてもらうための計画を立てる『終活』がメジャーになっています。

これは週刊誌『週刊朝日』から生み出された言葉とされており、同雑誌の元副編集長である”佐々木広人さん”が生みの親であるとされています。

以降、終活に関連する『終活本』と言われる書籍が多数出版され、映画化やドラマ化もされ、”終活ブーム”が続いています。

○●終活のメリット●〇

ブームになっている終活ですが、本当に意味があるのでしょうか。

『わざわざ自分で死んだ後のこと考える必要あるの?』『何すればいいかわからないし、面倒くさい』と感じる人も多いのではないでしょうか。

終活で考えられるメリットは3つ挙げられます。

自分の意思を伝えられる

普段、自分の意思を家族に伝えられていますか?

自分の意思を家族に伝えることで自分でも気持ちの整理ができ、意思を明確にできます。それが故、老後の生活が前向きになります。

ただ、死を前提とする話が健常な人であればあるほど、考えにくく、戸惑うものです。また、それを聞いた家族も驚いてしまうでしょう

伝えるときはまず、自分の健康状態から話し出すことがポイントです。

老後生活の充実

老後のこと、死後のことを、考えたことがありますか?
もし、明日自分がこの世からいなくなるとしたら、思い残すことはありませんか?

自分が今、何を望み、やり残したことを考えてみてください。

人生は一度きりです。
やり残したことがあると悔やんでも悔やみきれません。

人は常に死と隣り合わせで生活しています。事故にあうかもしれない、死に関わる病気にかかるかもしれない。昨今では『新型コロナウイルス』の感染が流行、感染経路が不明確の患者も急増し、いつ自分に感染するかわからない状況です。この今の日本をいったい誰が予想できたでしょうか。

誰も予想できません。これは突然訪れたのです。

今後、このようなことがないとは言い切れません。
いつどこで何があるかわからない。だからこそ、後悔のない人生にするために、今、やりたいことを考えてみましょう。

気持ちの整理もでき、残りの人生を充実させることができるでしょう。

遺産相続のトラブルを回避

よくドラマなどで遺産相続のトラブルを耳にしたことがあるのではないでしょうか。

『平成26年度司法統計』(最高裁判所)によると、家庭裁判所への相続関係の相談件数は年々増加傾向にあると公表されています。
遺産分割事件の新受件数
【参照】家庭裁判所における家事事件の概要及び実情並びに人事起訴の概要等
金銭が関わる遺産相続では『誰がどれだけ受け取るか』が明確になっていないと残された遺族が喧嘩をする原因にもなります。

協力すべき時に喧嘩をしてしまうことほど悲しいものはありません。大きなトラブルにつながる前にも自分が生きているうちに、遺言書を残すことはもちろん、相続する相手とも話し合い進めていきましょう。

○●エンディングノートの作成●〇

何かあったときのために、自分の意思や伝えたいことを書き留める『エンディングノート』

書店や文具店で見かけたことがある人も多いのではないでしょうか。自分のプロフィールや葬儀に関すること、自分の死後に行ってほしいことなどをノートにまとめ遺族に残すために使われています。

エンディングノートに特に決まりはなく、ノートやメモ帳、パソコンの文書作成、記録するツールは自由であり、内容も自由です。遺言書のように法的な拘束力もないので、家族に知っておいてほしいことを書けばよいので、気軽に書くことができます。

生前伝えられなかった思い、どのような内容でもいいと思います。

後悔がないよう、気持ちを文章に残しておいてみてはいかがでしょうか。

【関連記事】
⇒ ○●エンディングノートの作成●〇

〇●遺言書の作成●〇

エンディングノートはあくまで『自分の意思を家族に伝えること』であり、法的効力は全くありません。

法的効力をもたせるためには遺言書を作成する必要があります。

ただし、遺言書の作成方法や記載内容には法律上のルールが存在します。そのルールから少しでも外れてしまうと、法的効力が失われます。

相続トラブルを防止するためにも最低限の知識を学び、法令に則った手続きで遺言書を作成しましょう。

【関連記事】
⇒ 〇●遺言書の作成●〇

〇●お墓の決定●〇

死後、何かと問題になるのがお墓の手続きです。

大事な人が亡くなって悲しいのに、手続きなどで時間に追われ、悲しみに浸る時間もないのが現実です。

その際にも遺された遺族が困らぬよう、事前に準備しておくことが必要です。

≪お墓の種類≫

お墓と聞いてまず思い浮かべるのは、本家の一族が埋葬される先祖代々のお墓ではないでしょうか。

しかし、最近ではいろいろなお墓が登場し、必ずしも一族で入るものではなくなってきています。

ここでは、埋葬される人によって変わるお墓の形成を紹介します。

本家の一族と眠る【家墓(累代墓)】
先祖代々の墓で最もポピュラーなお墓です。

本家の一族が埋葬され、祖父母から両親、両親から自分、自分から子供と、代々引き継がれています。

棹石には『~家之墓』もしくは『南無阿弥陀仏』と彫刻されています。

家墓であれば跡取りが改めてお墓を探さなくていいというメリットがありますが、もし遠方に住んでいた場合、お墓参りや管理費が子供の負担になることがデメリットとして挙げられます。

・嫁の一族も入る【両家墓】
家墓と異なり、姓の違う親族も含めて埋葬するお墓です。

娘が結婚し、実家のお墓を継承していく人がいなくなった場合などに建立します。

両家の墓を1ヶ所で管理できるのがメリットですが、墓所によっては両家墓が建てられない場合や別に墓を建てるとお参りが大変になるのがデメリットとして挙げられます。

・ひとりもしくはふたりで眠る【個人墓】【夫婦墓】
個人1人だけで埋葬するお墓【個人墓】や夫婦だけが入る【夫婦墓】も近年では増えてきています。

個人墓は著名人や有名人に比較的に多く、自分らしいお墓が持てるのが魅力ですが、永代供養付きでなければ後々誰にもお世話されなくなる可能性があるので注意が必要です。

夫婦墓は信頼しあっている二人だけで入れるので個人墓より寂しくなく、煩わしく思っている親戚と同じ墓に入らなくて済むのがメリットですが、個人墓と同様に永代供養付きでなければ後々誰にもお世話されなくなる可能性があります。

他人と遺骨が一緒になる【合祀墓】
合祀墓は一つの埋葬施設に他の人の遺骨と一緒に納骨されるお墓です。

跡継ぎを気にしなくてすみ、値段も安価ですが、全く他人と遺骨が一緒くたになるのと個別にお参りできる場所がなくなるのがデメリットで挙げられます。

跡継ぎがおらず、お世話できる人がいない場合に入るお墓としてお勧めします。

≪墓地の宗派と建て方≫

お墓にも種類があり、宗派があります。後悔しないためにもお墓の種類と宗派を頭に入れておきましょう。

また家系の宗派も、確認しておきましょう。

公営墓地
各都道府県や市町村の自治体運営している墓地です。

限定された募集期間内での公募・抽選により選ばれます。完全に宗教不問です。

公営墓地は、墓石の大きさに制限があるほか、公営墓地の所在地と同じ地域の住民でなければなりません。

永代使用料は安価な傾向がありますが、同じ自治体に住まなければならないのがデメリットとして挙げられます。

民営墓地
公益法人・宗教法人といった民間業者が運営している墓地です。

購入する側に条件や資格の制限が少ないですが、購入費用が割高な傾向にあります。

宗教者が常駐していないのもデメリットですが、バリアフリーや休憩所、売店など快適にお参りできる設備が充実しているので利便性がメリットとして挙げられます。

寺院墓地
宗教法人が運営する墓地であり、寺院と『檀家』の関係を築くことが条件になります。

檀家とは、特定の寺に所属して寺を支援する家のことを指します。檀家が、葬祭供養一切をその寺院に任せる代わりに、布施として経済支援を行うことが檀家制度です。

宗教や宗派が限定されるので、生前の宗教は問わないお寺も増加傾向にあります。

必ず寺院が管理しているので安心ですが、檀家条件や宗教に縛りがあるのがデメリットとして挙げられます。
今回は、自分の最期を悔いなく彩る終活の一部をご紹介しました。

残された家族のためにも早い時期から『終活』をおすすめします。

自らの死を意識することは、想像もつかず、恐怖や心配な気持ちになると思います。

ですが、人生の最期を迎えるための準備を行うことで、『後悔したくない』『人生を楽しもう』と気持ちを切り替えるきっかけになるのではないでしょうか。

人生は一度きり。最高の締めくくりのためにも、一度振り返ってみてはいかがでしょうか。
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