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初めては誰でも不安。頑張りすぎない介護

Q,親の介護が始まりました。初めてのことばかりで不安です。

A,だれでも初めては戸惑うもの。『頑張りすぎない』ことが大切です。

介護は突然、始まります。予兆はあったとしても『まだ大丈夫』とスルーしてしまう、または介護が必要であると気づかない、とどこか気持ちに余裕を持っているモノです。遠くに住んでおり、年に1度しか会わない距離感ならなおさらです。

介護が始まったからといって不安になる必要はありません。自分が子供の時に成長するサポートをしてくれた両親を今度は自分がサポートをする番になっただけです。

初めてのことやわからないことばかりで不安や心配になるのは人間の当然の心理です。その不安や心配を少しでも減らせるよう『頑張りすぎない介護』をご紹介します。

◇◆家族だからこそ◆◇

念頭に置いてほしいのが家族とはいえ、ひとりの別の人間ということです。似ている、血がつながっているとはいえ、別々の肉体で生きている人間です。ずっと一緒に生活していても完璧に心までつながるのは不可能です。

2017年9月にカルフォルニア大学のAlan S.Cowenさんは全ての感情の総数は、じつに「2,185」であると論文を公表しています。その感情、すべてを読み取るのは家族でも困難です。

実の親子だからこそ、遠慮のない言い合いにもなりますし、親としてのプライドもあります。小さな喧嘩も多くなるでしょう。

子供はいくつになっても、親から認められたいものです。良かれと思って行動したことが親から否定され、拒否されるのはとてもつらいことです。

しかし、親の立場からすると子供とはいえ、自分が長年生活していたところにズカズカと踏み込まれるのは許せるはずはありません。『年だから』などともっともらしい理由をつけられても、納得できるわけがありません。

根気強く説明し、相手を説得することは時間と労力を要しますし、少し面倒くさい作業です。だからといって強引に話を進めることは辞めましょう。本人の意思を尊重しないやり方は相手の反感を買うだけで物事の解決には絶対につながりません。

自分の意思を尊重し、相談した上での決定は親にとっては自分のことを考えてくれているという安心にもつながりますし、人のせいにすることをしなくなります。

また、介護をする側も不必要な罪悪感に心を痛むこともなくなりますし、信頼を得ることで今後の介護生活も円滑に進めることができます。

自分の感情を押し付けるのではなく、相手を尊重した接し方を心掛けましょう。

◇◆親の生活◆◇

相手の生活リズムや習慣を知ることから始めるのが大切です。
人の生活には自分で決めたルールが必ず存在するものです。一緒に住むというのは相手の生活を尊重することは欠かせません。

片付け

介護が必要になったときによく言われるのは『実家がモノであふれている』ということです。

長年生活していたらモノが増えるのは当然のことですが、それだけではありません。

老化すると判断力低下からモノが捨てられず増えていき、また順序だてて考える思考が衰えるためにもとにあった場所に戻すなどの片付けもできず、何にモノがあるか把握できないため、家に何があるか覚えられません。

そのため、在庫のある不必要なものを買ってきてしまい、部屋にモノがあふれるという悪循環になっているのです。

親の安全で快適に生活を確保するためにとても大切なことです。

まずは、親に片付けをする意思があるか確認した上で片付けをはじめ安全を確保する必要があることを伝えていきましょう。

ただし、勝手に捨てることは避けましょう。価値観は人それぞれです。大事なものを捨ててしまったら信頼を失うことは間違いありません。十分気を付けて行いましょう。

また、片付けができるようになることは介護施設等に入所した際にも必要なことになります。早い時期から片付けていきましょう。

性格

『三つ子の魂百まで』ということわざを知っていますか?

言葉の由来は『源氏物語』からきており、意味は「幼いころの性格は、年をとっても変わらない」ということです。

ただ、このことわざが該当する性格は人の6つの性格的特徴のごく一部です。

人は6つの性格的特徴の半分は細胞が入れ替わるように変わります。これは人間なら誰しもが該当することで自分ではどうにもできません。

昔はおだやかだったのに最近小さいことでイライラしているなど、介護でよく耳にする相談だと思います。

年をとるにつれて不自由なことが増えて昔できたことができない悔しさや不安からイライラしているのはごく自然なことです。

それを『年のせい』だけだと決めつけるのは安直です。感情の本質を見逃がさないようにしましょう。

食生活

若いころには栄養バランスを考えて食べていた人も、老化するにつれて食への関心が薄れていき、食生活が乱れ、栄養バランスが崩れるのはよくある話です。

一人暮らしをしている高齢者はなおさらです。昔は家族のために栄養あるものをたくさん作っていると、いざ一人になるとやる気が薄れ『自分だけのためなら』といい加減になりがちです。

体の資本は食生活にあります。高齢期に必要な栄養を摂れていないと、心身が弱まり、要介護状態や寝たきりのリスクがあります。栄養を考え、バランスの良い食事ができるサポートを行いましょう。

詐欺対策

近年増加傾向にある詐欺の電話は突然かかってきます。『オレオレ詐欺』『預貯金詐欺』など、また新型コロナウィルスが猛威を振るう中、この騒動を利用したコロナ・ネット詐欺が多発しているのが現状です。

『自分の身は自分で守る』というように人は変えることは難しいです。人や世の中を変えるのは難しいなら自分を変えるしかありません。被害にあわないためにも自分で詐欺の知識を覚えておくことが大切でしょう。

【関連記事】
⇒ STOP!!詐欺被害!!今自分ができること

◇◆緊急時の対応と備え◆◇

日常生活において、いつなんどき、何が起こるかわかりません。介護においてはなおさらです。

高齢になるにつれていつ病気になるかわからず、その際の病院準備やかかる費用準備が欠かせません。

緊急事態に備えて、準備できることは万全に準備をしておきましょう。

緊急搬送の備え

日常生活において、いつ救急搬送が必要になるかわかりません。高齢者になればなるほど、そのリスクは高くなります。

緊急搬送は盲点が多く存在します。家族でよく話し合い、緊急時も冷静に対応できる準備を万全にしておきましょう。

入退院の手続き

高齢になると小さな病気でも入院が必要になり、入退院の手続きをする機会は増えるようになります。

病院の手続きというものは思っている以上に沢山あり、体調が悪いから入院するのに余計に悪くなりそうな気持になります。高齢になればなるほど、難しくなります。

事前に手続きに必要なものは把握し、備えておきましょう。

十分な貯蓄が必須

入院に介護、お金は飛ぶようになくなっていきます。その際の費用負担は誰が…?と思われることはあるかと思います。

費用は本人が負担するのが通常です。子供が協力し、費用を負担するケースもなくはありませんが、いつまで続くかわからない介護の費用を長年負担することは親子共倒れになるリスクが高くあります。

介護に時間を使う分、介護する側の収入も介護がないときと同じとは限りません。老後の備えて十分な貯蓄を行い、実際に始まった際に困らないようにしましょう。

【関連記事】
⇒ 介護の日常に潜む緊急事態。どうしたら?

◇◆介護のはじめ◆◇

介護を実際に始めるとなると沢山でてくる複数の疑問。

スムーズに進めるために事前に介護の知識を身に着けるとともに、役割分担を決めておきましょう。

何から始める?大事な準備

介護は突然、ある日始まります。

予兆していてもいざ介護が始まると介護する側がガクッと気分が落ちてしまうのはよくある話です。

実際に介護が始まっても困らないように、親子でよく話し合い事前に希望を把握しておきましょう。

また、介護のことで困ったら地域包括支援センターを利用しましょう。いわゆる、介護のプロです。介護の様々な悩みを解決してくれます。

要介護認定!!申請はお早めに

介護をする上で今後を考えると大切なことは要介護認定を受けることです。

要介護認定とは、介護サービスの必要度(どれ位、介護のサービスを行う必要があるか)を判断するものです。

要介護認定は申請から約一カ月かかります。

高齢化社会と言われている昨今では、要介護認定の申請者が増加傾向にあり一カ月以上かかることも珍しくありません。今すぐ介護施設が必要なのに入所できない、そのような事態は避けたいものです。

介護は必要であるとわかったら直ちに申請しましょう。

家族の協力必須!!役割分担

介護をはじめると介護施設や医療機関を利用する機会が増え、専門の方々と連絡を取り合うことが必須になります。

その際に必ず聞かれることは『キーパーソン』の存在です。

キーパーソンとは、専門の方々と連絡を取り合い、介護に関する判断を行う中心人物です。家族の意見がばらばらで、各々の要望が違うと混乱の原因になります。より良い介護サービスまた医療の現場での適格な判断を迅速に行うためにも『キーパーソン』は必要です。

事前に家族で話し合い、みんなの意見をまとめ連絡を行う人を決めておきましょう。

介護施設の利用

共働きで親の介護をする時間がない家庭や親の介護度によっては介護施設の利用が余儀なくされることがあります。

必ずしも、施設に入所しなければいけないというわけではありません。

自分だけで解決することが困難なことは多々あり、その際によき相談相手として介護施設を利用するのも一つの方法です。

親の要介護度と自信の生活のバランスを考え、介護施設の利用も検討してみましょう。

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⇒介護がはじまったら何をする?初めての介護
家族だからこそ、の介護の悩みは数えきません。
先が見えない介護の生活だからこそ、お互いが気持ちよく生活できるのがベストです。

そのためにも、ぜひ『頑張りすぎない介護』を実践してみてください。

そして介護は突然始まります。今から始められる準備を十分に行いましょう。
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