1. トップページ > 
  2. 転職お役立ちコラム > 
  3. 介護職は妊娠しても続けられる?働き方のポイントと産休・育休制度について

介護職は妊娠しても続けられる?働き方のポイントと産休・育休制度について

介護職は妊娠しても続けられる?働き方のポイントと産休・育休制度について

妊娠中の女性

新しい命を授かることは、本来とても幸せなことですが、働く女性にとっては色々と心配な面も多いのではないでしょうか。
とくに、体を酷使する介護職の場合、妊娠をするとこれまでと同じ働き方を続けるのは難しくなってくるので、今後のことを不安に思う方もいるかと思います。

この記事では、介護職の女性が妊娠した場合、一体いつまで仕事を続けられるのか、どのような形で働くのがベストなのかを考えてみたいと思います。

妊娠中の就業で気を付けるポイントや「産休・育休制度」のくわしい内容など、働く妊婦さんの役に立つ情報をまとめていますので、ひとつずつチェックしながら読み進めてみてください。

妊娠中に介護の仕事はできるのか?

多くの女性が気になっているのが、「介護の仕事は妊娠しても続けられるのだろうか?」という点ではないでしょうか。
ここでは、妊娠中でも可能な仕事、避けた方がよい仕事をご紹介します。

介護職は体への負担が大きい

介護の仕事は、入浴介助、排泄介助、着替え、清拭など、立ち仕事や全身を動かす仕事が中心のため、体へ相当な負担がかかります。
利用者さんを抱えたり、身をかがめたり、しゃがんだりする機会も多く、妊婦さんにはあまり適した仕事とはいえないのが実情です。

介護職は利用者さんの安全を守る役割があり、いざという時の対応も考えると、体が万全の状態で働くのが望ましいといえるでしょう。

とはいえ、妊娠出産をきっかけにこれまでのキャリアを諦めてしまうことはありません。
妊娠後も仕事を継続する女性介護職は少なくありませんし、職場にとっても経験やスキルを持った職員は貴重な存在です。

できない仕事があると周囲の職員に対して「申し訳ない」と感じてしまうかもしれませんが、介護の職場は女性が多く、理解を得やすい環境でもあります。
妊娠中は赤ちゃんを無事に出産することをいちばんに考えて、体に無理のかかる動作はできる限り控えていきましょう。

妊娠中に避けたい仕事内容

妊娠中は、以下のような仕事は禁物です。

・転倒の危険がある仕事
・体を冷やす仕事
・力仕事
・生活リズムの乱れやすい「夜勤」
・走ること
・重い物を持つこと

力仕事や重い物を持ち上げるような動作は、おなかにグッと力が入るため、妊娠中の体にはたいへん危険です。
また、夜勤は生活リズムの乱れを引き起こしやすく、妊婦さんには不向きです。
入浴介助も、体力を消耗する上に体を冷やす危険があるため、控えた方が無難でしょう。

他にも、足元が不安定な場所で仕事をしたり、寒い場所で長時間過ごすような業務も、極力避けなければなりません。

妊婦でもできる仕事とは?

一方、以下のような仕事なら、妊娠中でも比較的安全に行うことができます。

・食事介助、口腔ケア
・レクリエーションの企画、進行
・配膳、食器の片付け
・事務作業
・見守り

妊娠月齢や体調にもよりますが、腹圧がかかったり体が冷えたり転倒のリスクがあるような仕事でなければ、体の様子を見ながら介護の仕事を続けることは十分可能です。
くれぐれも、無理のない範囲で働き、少しでも体に異変があらわれたら、すぐに主治医に相談するようにしましょう。

いつまで介護の仕事を続けられる?

気になるのは、「いつまで仕事を続けられるのか」という点ですが、妊娠中の体の状態は個人差が大きく、一概には言えません。
おなかが大きくなっても元気に働ける人もいれば、妊娠初期にドクターストップがかかってしまう人もいるでしょう。

肝心なのは、体調がすぐれない時は無理をしないこと、体を冷やさないこと、疲れやストレスを溜めないことです。

参考までに、妊娠月齢別の注意点をご紹介します。

妊娠初期(妊娠2~4カ月)

妊娠5週目頃からつわりが始まり、食欲がなくなったり眠気やだるさを感じたりするようになります。
つわりの期間は人によって異なりますが、おおよそ12週目ごろまで続くケースが多いようです。
この時期はつわりの影響で栄養不足が心配されるうえに、流産しやすい月齢でもあるので、生活面にはことさらに注意を払わなければなりません。
4カ月になるとつわりも徐々におさまり、胎盤も完成して安定期に入っていきます。

妊娠中期(妊娠5~7カ月)

妊娠中期は、おなかの膨らみが目立ってくる時期です。
7カ月ごろになると、胃もたれや便秘の症状に悩む人が増え始めます。
また、大きくなったおなかを支えるために腰や背骨に負担がかかり痛みが生じることも。
さらに、体温が上がり汗をかきやすくなるので、こまめに汗を拭いて体が冷えないように気を付けましょう。

妊娠後期(妊娠8~10カ月)

8カ月以降はさらにおなかが大きくなり、妊娠線ができる人もいます。
この時期は、おなかの張りが気になったり、むくみや動悸などの不快な症状に悩む人も多いようです。
非常にデリケートな時期なので、決して無理はせず、症状が気になる場合は安静に過ごしましょう。

また、出産を控え精神的にも不安定になりやすい時期のため、ささいなことでイライラしたり不安感が増したりすることも。
好きなことをしてストレス解消をしたり、身近な人に話しを聞いてもらったりして、できるだけリラックスして過ごせるよう工夫しましょう。

妊娠が判明したらすぐに報告を

座っている妊婦

上で述べたとおり、妊娠をすると母体にはさまざまな変化が生じてきます。
そのため、妊娠後も仕事を継続するなら、職場の理解や協力が欠かせません。
ここでは、妊娠を職場へ報告する際のポイントをお伝えします。

報告するタイミングは?

介護職の場合、妊娠の報告は早ければ早いほどよいでしょう。
妊娠初期はとくに流産のリスクが高いため、できれば妊娠が判明した直後から力仕事や夜勤などは避けたいところです。
仕事への配慮や理解を得るためにも、妊娠の診断が下りたらすみやかに直属の上司へ妊娠の事実と出産予定日を報告しましょう。

今後の働き方を相談しよう

上司に報告した際、今後のシフトや具体的な仕事内容について、よく話し合っておくことが肝心です。
勤務時間や「できる仕事」と「できない仕事」を明確にしておくことで、同僚たちの協力を得やすくなります。
事業所側も、シフトの調整など早めに対応ができるので助かるでしょう。

もし主治医から仕事に関して特別な指示や注意事項があれば、上司にも包み隠さず伝えるようにしてください。
つわりが酷いなど体調がすぐれない場合や、妊娠の経過に不安がある場合には、しばらく仕事を休むことも視野に入れましょう。

母健連絡カードを利用する

主治医から妊娠について何か指示事項がある場合、職場へ報告するときに役立つのが「母性健康管理指導事項連絡カード(母健連絡カード)」です。
これは、医師からの指示内容を職場へ正しく伝達するためのもので、職員から提出を受けた事業者は記載内容に応じて適切な措置を講じなければならないことになっています。

母健カードは、病院を受診した際に医師に指示内容を記入してもらいましょう。
その後、事業所に母健カードを提出することで、勤務時間の短縮や仕事内容の考慮など、適切な措置を講じてもらうことができます。(※1)
職場の理解が乏しい場合や、なかなか協力を得られない場合などに、ぜひ活用してください。

知っておきたい!産休・育休制度のポイント

「産休」や「育休」という言葉は知っていても、制度のこまかい内容についてはよくわからない、という方もいるのではないでしょうか。
ここでは、産休・育休制度のくわしい内容や利用方法を解説します。

産休・育休制度とは?

産休は「出産の6週間前から出産後8週間までの間」、育休は「子どもが1歳になるまでの間で希望する期間」を休業できる制度のことです。
もし子どもが1歳を過ぎても保育所に入れない場合は、1歳6か月まで育休期間を延長することが可能です。(※2)
産休・育休制度の内容
※厚生労働省「産休&育休パンフレット」を参考に作成

産休・育休制度の利用方法

産休をとるには、事業所へ休業の届出が必要です。
手続きは会社の規定に沿って行うため、事前に申請方法を確認しておきましょう。

育休の場合、申請期間が「休業開始予定日の1カ月前まで」と定められているため、産休に入る前に届出をしておく必要があります。

ただ、産休や育休の時期や期間については、届出とは別になるべく早めに上司へ伝えておくのがベストです。
職員がひとり欠けるとなると、ほかの職員のシフト調整や人員補充が必要になるケースが多いため、スムーズに休業に入るためにも早めの報告を心掛けましょう。
仕事を持つ女性にとって妊娠や出産は、体の変化に加えて今後のワークライフバランスにも影響を与える重大イベントといえます。
働きながら妊娠期間を過ごすのは何かと不安かもしれませんが、介護職の方でも職場のサポートがあれば仕事を続けることは決して難しいことではありません。

心身ともにデリケートなこの時期に、少しでも安心して健やかに仕事に向き合えるよう、職場の上司としっかり話し合い、働き方の見直しをしていきましょう。
(※1)厚生労働省「母健連絡カードについて」 (※2)厚生労働省「産休&育休パンフレット」
無料転職相談・問い合せ
就職祝い金プレゼント

Contactお問い合わせ

お気軽にお電話もしくは
メールでご連絡ください。
介護士専門のコンサルタントが
無料サポート致します。